埼玉からエックス線作業主任者の講習会を受ける
たくさんの人が埼玉から来ている
3月26日・27日に、エックス線作業主任者講習会を東京会場で開催しました。
今回は、埼玉県から来られている方が多かったです。埼玉は都内への通勤率が高いため、アクセスも充実していますからね。
また、関東の立地を活かして各種産業も盛んです。埼玉県庁の統計データ(平成25年末)によると、産業ごとの事業所の数の割合は、金属製品16.0%、生産機械9.3%、プラスチック製品8.7%となっています。
今回も少人数で講習会を開催しました。この写真は、いつも最初に説明する基礎知識の内容です。
X線の内容に入る前に、『原子の構造』『指数について』など必ず基本の解説を行っています。これを行うことで、X線についての理解がグンと捗ります。特に指数については、後の計算問題で必ず必要になります。
エックス線作業主任者の計算問題に関連する記事もまとめていますので、興味があればご覧ください。
⇒3つのパターンでエックス線作業主任者の計算問題を克服する
⇒ゼロからエックス線作業主任者の計算問題を攻略する5ステップ
どんな人が埼玉から受講しているのか?
X線を使ったデジタルカメラ
埼玉に本社があるC社は、パソコン関連機器やX線を利用した医療機器を販売している会社です。
X線を使ってモノを透かした写真を撮る手法を、ラジオグラフィーと言います。
昔はフィルムを使って撮影していましたが、私たちが使うカメラと同じように、現在の医療現場ではデジタルカメラが主流となっています。
デジタルカメラでのラジオグラフィーを、デジタルラジオグラフィーと言い、C社は非常に優れたデジタルカメラを世に出しており、医療現場をサポートしています。
こちらの製品では、内科的検査、胸部レントゲン検査のほか、外傷などの検査を精度よく、スピーディに行えます。
あらゆる製品検査をX線で
M社は、金属製のケーブル、シールやパッキンなどを主に製造しています。
こちらで作られたシール材は、航空機や宇宙事業にも使用されています。
様々な金属製品を製造しているため、各製品に対してX線を使った検査を行っています。
たとえば、ヨーロッパに一定の部品を輸出する場合は、環境負荷物質の検査を行わなければなりません。蛍光X線分析装置を使って、部品から発生する蛍光X線エネルギーを分析すれば、部品に環境負荷物質が含まれているかどうかがわかります。
また、高い純度が求められる金属ケーブルでは、その結晶化度が重要になってきます。金属の結晶を検査する場合は、回折X線装置を使って結晶化度を分析することになります。
身近なものから、宇宙にあるものまで、色んなシーンでX線が使われているのです。
X線検査で安全性をチェック
N社は、主に温度計などのセンサーの開発・販売を行っている会社です。
それ以外にも海洋調査、宇宙事業なども行っています。
海中や宇宙などの過酷な環境で利用されるものは、しっかりと検査をして製品の安全性を確認する必要があります。
たとえば、センサーの内部を壊さずに観察するならX線透過試験装置を使って検査します。
また、成分を検査する場合は、スクリーニング検査として蛍光X線分析装置が使われるでしょう。
今回は、埼玉からどのようなお仕事の人が講習会に参加しているのか紹介しました。
埼玉は都心に近いという好立地を活かして、様々な産業が発展しています。産業が発展している場所では、X線発生機器の利用頻度も多いでしょう。
エックス線作業主任者試験を受けるなら、一緒に勉強して合格を目指しましょう。最新の講習会日程は、こちらからご覧ください。
⇒エックス線作業主任者の講習会(最新の日程)
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