大阪でエックス線作業主任者の講習会を開催
大阪でエックス線作業主任者の講習会を開催しています。大阪での講習会は、アクセスのよい新大阪駅近くで行います。
大阪の中でもいろんな場所でX線資格取得のための講習を行ってきましたが、やはり大阪以外の人も新大阪駅が集まりやすいみたいですね。
試験日の1~2か月前に開催していますので、受講すれば試験に間に合います!詳しい日程は下記のリンクをご覧ください。
生徒さんに最大限のサポートをするため、講習会は定員15名の少人数制で行います。いつも講習会の1か月前になると、参加申し込みが増えてきます。満席になる前に、お早目にお申込みいただければ幸いです。
もし、講習会の日程が合わないという場合は、通信講座や個別指導などもご用意しておりますのでご検討ください。
大阪で試験はありません。
大阪府の人がエックス線作業主任者の試験を受ける場合、兵庫県の加古川市にある「近畿安全衛生技術センター」に行くことが多いでしょう。
大阪駅からですと、JR東海道本線で乗り換えなしで加古川駅まで行けます。ただし、センターは加古川駅からタクシー・バスで10分ほど行った場所にあるので、大阪駅から1時間15分くらいはかかるでしょうね。
なお、一部の都道府県では、年に一回、出張試験が行われるのですが、大阪での試験はありません。受験申し込み方法などの詳細は、試験協会のホームページをご覧ください。
どんな人が大阪の講習会に参加してるか?
エックス線作業主任者の講習を開催し始めたのが今から6年前。何十回と開催する中で、いろいろな会社の社員様に参加していただきました。
ここではX線資格取得のために、どのような会社の人が来られたかを2社だけ紹介します。
電池産業でもX線は必要です。
H社は電池を製造している会社です。
電池には使い捨ての「一次電池」と充電して何度も使える「二次電池」があります。こちらの会社では、二次電池を主力としています。
二次電池には、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの種類があり性能が異なります。この中で最も普及しているのは、リチウムイオン電池でしょう。
リチウムイオン電池は小型化しやすく、スマートフォン、タブレット、パソコンの充電池として用いられています。
電池の電極を作るときに、材料となるリチウム以外の不純物が混入しているとよい品質のものができません。ですからその材料を、蛍光X線分析装置で検査します。
蛍光X線装置を使えば、その材料に「どの元素がどれくらいの量含まれているのか」わかります。つまり、リチウム以外の不純物の量がX線でわかるのです。
安全性能の検査にX線を使用。
S社は国が所管する機関です。
こちらの会社では、私たちが日常的に使う製品について、その安全性を試験しています。製品の試験方法として、X線透過試験装置を用います。X線透過試験装置を使えば、レントゲン写真が撮れるのです。
例えば、次のような事故が起こったときに、X線を使って試験を行います。
ある家庭で充電ケーブルのコネクタ(差し込む部分)を携帯電話に差して充電していました。ところが、しばらくしたら携帯電話から煙が上がって、焦げてしまいました。この使用者さんの証言では、コネクタが曲がって変形していたとのこと。
実際に同じ状況で試験を行います。すると、コネクタの変形が原因で、携帯電話との接触が悪く、ショートを起こしてしまったのが分かりました。
コネクタの変形が起こるのは、差し込み方向が間違っていたり、斜めに抜き差ししたりするからです。X線透過試験装置で写真撮影すると、変形したコネクタの内部が分解することなくわかります。
このようにX線はいろいろな業種で使われるので、エックス線作業主任者の資格を取得する人も様々な会社から来られます。
講習会では、基本から分かりやすく教えていますので、一緒に楽しく頑張りましょう。たくさんの方のお申し込みをお待ちしています。
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